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悪性脳腫瘍
●MultimodalityとCollaborationによる脳腫瘍診療

脳に発生する悪性腫瘍は、膠芽腫に代表されるように手術のみでの治療は困難であり、放射線治療や抗がん剤治療を併用した集学的治療が必要とされます。

当教室では、山形県における脳腫瘍治療の拠点として多くの症例を扱っております。診療においてはMRI、PET/CTなどの画像診断、および高次脳機能科との共同による術前評価を充実しています。手術においては最新の手術顕微鏡のもと、各種モニタリングシステム、内視鏡、ナビゲーション、術中MRIを用いたより安全・確実な手術を行っています。また、標準治療のみならず疾患に応じた臨床試験も積極的に導入して治療を進めております。

脳腫瘍の手術、放射線治療、化学療法、および緩和治療については院内の放射線治療専門医およびがん化学療法専門医らの同席のもと、CTB(Cancer Treatment Board)で各専門分野間での意見交換を行い、症例に応じたテイラーメイド医療を実現しています。

さらに病棟、外来、リハビリとそれぞれの医療スタッフの綿密な情報交換により一貫した治療の流れを作っています。

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